完成図
完成図
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すべてペンタブで直接描いています。
使ったソフトはCOMIC ART CG illust(ver.3 Plus)です。

このソフトには、手順を動画で保存する「イベント機能」があります。
上記のサイトから体験版をダウンロードすると、イベントファイルを再生できます。
このイラストのイベントファイル…sample1.ca3(1.39MB)

構図決め〜主線入れ

構図決め
手順1

何をどんなふうに描くかを決めたら、ざざっとペンを走らせて全体の構図を決めます。
何が描いてあるのか、もはや本人にしか分かりません。

下書き
手順2

構図のレイヤの不透明度を下げて、薄く表示させます。
新しいレイヤを作り、構図を透かして見ながらきっちり描きこんでいきます。
いつもこれが一番時間がかかります。

資料は、攻略本とポケモンカード公式サイトのカード検索です。

主線入れ
手順3

さらに新しいレイヤを作り、主線を描きます。
ちなみにツールは「鉛筆」で半径は0.7、筆圧サイズ・筆圧透明度はオフにしています。
同じところを何度もなぞったりして、なるべくなめらかな線になるように調整します。

本体に色を塗る

着色開始
手順4

ツールの「エアブラシ」を使って、本体を塗っていきます。
半径はまちまちですが、筆圧サイズと筆圧透明度はオンにしています。

色を変えるたびに新しいレイヤを作ります。
この例では、水色(全体)のレイヤと、濃い青(影の部分)のレイヤの2枚があります。
そうして、気が済むまで塗り重ねていきます。
最後にレイヤを結合し、はみ出た部分を消します。

着色完了
手順5

顔や頭などの、色の違うパーツごとに上記の作業を繰り返していきます。
色が気に入らなかったら「色の調整」を行います。
全部を塗り終わったら、バランスを見ながら影やハイライトを描き足します。

背景を描く

描きこみ開始
手順6

背景もほとんど「エアブラシ」で描きます。
本体と同じように、レイヤを作って色を塗り重ねていきます。

森や草原を描く時は、色味の違う緑色をたくさん重ねていくと、それっぽく見えると思います。

描きこみ完了
手順7

本体は「エアブラシ」で描いているため、そのままだと背景が透けて見えてしまいます。
そのため、本体と背景の間にレイヤを作って、重なる部分を白く塗りつぶします。
単純に、重なる部分の背景を消す時もあります。

効果と仕上げ

特殊効果を描く
手順8

水の部分を描いていきます。
光っているところはほとんど、白を「標準」で塗った後、「加算」に変更してから透明度を調整しています。

仕上げ
手順9

全体のバランスを見ながら、キラキラを描き足したり「レベル補正」をかけたりしていきます。
満足のいくものになったら、できあがりです。