- リクエストがあったので、私がイラストを描く時の手順を紹介してみます。
- 例に挙げたのはポケモンですが、人間の場合もほとんど同じです。(ただし手間が増えます)
- 作成日:2005.12.27
- 完成図
>> 元のイラストはこちら-
すべてペンタブで直接描いています。
使ったソフトはCOMIC ART CG illust(ver.3 Plus)です。このソフトには、手順を動画で保存する「イベント機能」があります。
上記のサイトから体験版をダウンロードすると、イベントファイルを再生できます。
このイラストのイベントファイル…sample1.ca3(1.39MB)
構図決め〜主線入れ
- 構図決め
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何をどんなふうに描くかを決めたら、ざざっとペンを走らせて全体の構図を決めます。
何が描いてあるのか、もはや本人にしか分かりません。 - 下書き
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構図のレイヤの不透明度を下げて、薄く表示させます。
新しいレイヤを作り、構図を透かして見ながらきっちり描きこんでいきます。
いつもこれが一番時間がかかります。資料は、攻略本とポケモンカード公式サイトのカード検索です。
- 主線入れ
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さらに新しいレイヤを作り、主線を描きます。
ちなみにツールは「鉛筆」で半径は0.7、筆圧サイズ・筆圧透明度はオフにしています。
同じところを何度もなぞったりして、なるべくなめらかな線になるように調整します。
本体に色を塗る
- 着色開始
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ツールの「エアブラシ」を使って、本体を塗っていきます。
半径はまちまちですが、筆圧サイズと筆圧透明度はオンにしています。色を変えるたびに新しいレイヤを作ります。
この例では、水色(全体)のレイヤと、濃い青(影の部分)のレイヤの2枚があります。
そうして、気が済むまで塗り重ねていきます。
最後にレイヤを結合し、はみ出た部分を消します。 - 着色完了
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顔や頭などの、色の違うパーツごとに上記の作業を繰り返していきます。
色が気に入らなかったら「色の調整」を行います。
全部を塗り終わったら、バランスを見ながら影やハイライトを描き足します。
背景を描く
- 描きこみ開始
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背景もほとんど「エアブラシ」で描きます。
本体と同じように、レイヤを作って色を塗り重ねていきます。森や草原を描く時は、色味の違う緑色をたくさん重ねていくと、それっぽく見えると思います。
- 描きこみ完了
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本体は「エアブラシ」で描いているため、そのままだと背景が透けて見えてしまいます。
そのため、本体と背景の間にレイヤを作って、重なる部分を白く塗りつぶします。
単純に、重なる部分の背景を消す時もあります。
効果と仕上げ
- 特殊効果を描く
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水の部分を描いていきます。
光っているところはほとんど、白を「標準」で塗った後、「加算」に変更してから透明度を調整しています。 - 仕上げ
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全体のバランスを見ながら、キラキラを描き足したり「レベル補正」をかけたりしていきます。
満足のいくものになったら、できあがりです。