- 作成日:2008.11.09
- 今回は、少し詳しく紹介してみました。 >>描き方紹介 第1弾はこちら
- 完成図
>> 元のイラストはこちら-
すべてペンタブで直接描いています。
使ったソフトはCOMIC ART CG illust(ver.4 Plus)です。このソフトには、手順を動画で保存する「イベント機能」があります。
上記のサイトから体験版をダウンロードすると、イベントファイルを再生できます。
このイラストのイベントファイル…sample2.ca4(2.16MB)
構図決め〜下書き
- 構図決め
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今回は裏紙に描かれた落書きを元に描いていきます。
まずは落書きをペンタブの上に置いて、上からペンでなぞって、おおまかな形を写し取ります。……信じてもらえそうにないですが、ピクシーです。
落書きなんてこんなもんです。 - 下書き1
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新しいレイヤを作り、下のレイヤを薄く表示させながら、しっかりと形を整えていきます。
- 下書き2
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私は下書きの段階できっちり描いておく派なので、納得のいくまで形を整え続けます。
拡大・縮小、一部分を切り出して位置をずらすなど、デジタルペイントの恩恵をフル活用します。この時、現在のレイヤを直接直すよりも、現在のレイヤをコピーして、そちらを直していった方が安全です。
- 下書き3
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ポケモン部分の下書きができました。
- 下書き4
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新しいレイヤを作り、背景を描いていきます。
背景に線が必要な場合(→例)以外は色塗りの時に作り上げるので、下書きの段階ではかなり適当です。
「こういう感じの風景」というイメージを固められればOKとします。
主線入れ
- 主線入れ
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さらに新しいレイヤを作り、主線を描きます。
ちなみにツールは「鉛筆」で半径は0.5、筆圧サイズ・筆圧透明度はオフにしています。
主線の色は、黒に近い茶色です。
ポケモン本体に色を塗る
- ポケモン着色1
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主線を表示して、ツールの「エアブラシ」を使って本体を塗っていきます。
ベースの色を全面に塗った後、新しいレイヤを作って、影を塗っていきます。一通り塗ったらベースのレイヤと結合し、また新しいレイヤを作って……という感じで、どんどんレイヤを重ねていきます。
- ポケモン着色2
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1つのパーツを塗り終わったら、そのパーツのレイヤを結合して、「消しゴム」ツールではみ出た部分を消していきます。
濃い色を下に敷いて、消し残りが無いように注意します。 - ポケモン着色3
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パーツごとに、上記の手順を繰り返します。
レイヤの数が増えていくので、適宜結合・グループ化を行います。
- ポケモン着色4
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ポケモン部分の色塗りが完了しました。
背景を描く
- 背景1
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下書きを薄く表示して、背景を描いていきます。
基本的に「エアブラシ」を使って、色をひたすら塗り重ねていきます。 - 背景2
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がんがん塗っていきます。
地面や森はとにかく色を塗り重ねて表現します。
「なんとなく岩石っぽい」「なんとなく森っぽい」ことが伝わればいいのです。 - 背景3
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「エアブラシ」をぐるぐると円を描くように動かして、雲を描きます。
この辺まで描いたら、全体の7割は完了です。
これから特殊効果に移ります。
効果と仕上げ
- 特殊効果1
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モミジをまだ描いていなかったので、描き加えます。
ピクシーの周りに、キラキラを描いていきます。
まず「鉛筆」ツールで点を打ち、その周りを「エアブラシ」でぐるりと囲むと、キラキラが綺麗に見えます。
描く位置はフィーリングで決めます。 - 特殊効果2
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あーでもない、こーでもないと試行錯誤しながらキラキラを描いていきます。
- 仕上げ
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空の色を暗くしすぎたので、再調整します。
納得のいくものになったら、できあがりです。